<春の病>耳鳴りのご相談が多くなる時期です
春先になると「耳鳴り」のお悩みが多く、身近な症状であるにもかかわらず
「スパッと治った」という言葉を聞いてことがありません。
五行的に言うと「耳に開竅する」のが「腎」なので、腎の病で間違いないのですが
実際に補腎だけでは解決できないとても難しい症状の一つです。
耳鳴りは腎の病でありながら、春に悪化しやすい「春の病」という性格を持って
います。
ここから「温病」であることがわかります。
温病とは、冬の寒さで閉じ込められていた「出すべき熱」が気温の上昇に伴い逃げ場を
求めて暴れだした状態を言います。
耳に逃げれば「耳鳴り」、鼻や目なら「花粉症」です。
温病自体は腎の保湿力の低下によるものでも、腎虚が引き起こしている症状の緩和の
目標は「熱のこもり」の解消です。
そこで必要になるのが、「出すべきものは出す」<牛黄>です。
熱のこもりによる症状には、「牛黄」が最善であり、こもった熱を冷ます作用や
首より下にもどす働き、血行をの流れも大切になります。
「耳鳴り」は溜まった熱で沸かしているケトルがピーピー沸騰して鳴っているような
ものです。
頭痛やめまい、頭痛、肩こりも温病の仕業です。
春先は様々な症状が出やすい時期です。
最近はPM2.5がかなり飛んでいるようです。
朝起きた時に、目やにがついていたりしませんか?
耳鳴り、頭痛、めまい、花粉症などでお悩みの方は是非漢方薬で改善していきましょう
「腎」を補う漢方薬がありますので、お気軽にご相談ください~「漢方の未来」
0 件のコメント:
コメントを投稿